テーマ |
耐熱接着用ポリイミド | |
研究者 |
岩手大学工学部応用化学・生命工学科 教授 大石好行 | |
特許情報 |
特許第5050269号 ライセンス可能 | |
研究内容 |
ガラスなどの無機材料、銅箔などの金属材料およびポリイミドなどの高分子材料に良好な接着性を有する耐熱接着用ポリイミド樹脂を開発 | |
用途 |
航空機や宇宙産業用機器をはじめとして易成形性、高耐熱性かつ高弾性率が求められる広い分野で利用可能です。 | |
効果 |
有機溶媒に対する溶解性および低溶融粘度等の成形性に優れ、フィルム化も容易であり、硬化物の耐熱性および弾性率、引張強度および伸び等の機械的特性があります。 |
テーマ |
分子接着剤 | |
研究者 |
岩手大学工学部応用化学・生命工学科 准教授 平原英俊 |
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研究内容 |
ゴムに架橋剤/無機層状化合物コンポジットを配合することにより加工性を改良させることができる。ゴムの架橋性が改善され、貯蔵安定性が良好になり生産性の向上に資することができる。 | |
用途 |
製品例:気密性接着製品(コンデンサーキャップ、燃料噴射用センサー、気密封止)、軽量接着製品(マグネシウム/PPS 製品、アルミニウム/PPS 製品、クイック盤、カメラ部品)、小型製品(防振ゴム、風量コントロールべン)、ゴム製品(ロール、ダイヤフラム)など | |
効果 |
接着剤を使用しない環境に優しい接着方法を提供することができます。 |
テーマ |
鋳鉄と異種材料の接合 | |
研究者 |
岩手大学工学部マテリアル工学科 教授 平塚貞人 | |
特許情報 |
特許第3685381 号 | |
研究内容 |
摩擦圧接法を用いて接合することで溶接困難な鋳鉄と異種材料との接合が可能となる。黒鉛変形やチル組織の生成もなく球状黒鉛鋳鉄の良好な機械的特性を維持している。 | |
用途 |
ダクタイル鋳鉄の直管や異形管を使用した摩擦圧接材に利用できます。 | |
効果 |
ダクタイル鋳鉄管として信頼できる強度と従来技術に勝る伸びを具えた材料開発を実現しました。 |
テーマ |
摩擦接合 −嫌われ者の摩擦を利用する− | ステンレス鋼にあいた穴(左)およびそれを摩擦充填したもの(右)。 充填材は穴の側壁に密着しており,引抜強度が高い。 |
研究者 |
一関工業高等専門学校 機械工学科 准教授 中嶋剛 | |
特許情報 |
特許第5050269号 | |
研究内容 |
機械工学における「摩擦」現象は、摩耗や騒音の発生と関連付けられ、忌み嫌われる存在です。しかし、そんな「摩擦」現象を積極的に利用する面白い溶接法が「摩擦接合」です。具体的には、摩擦によって発生する熱(摩擦熱)によって材料を軟化・流動化させ、接合するものです。 | |
用途 |
・摩擦充填は金属材料にあいている穴を、摩擦熱を利用して充填する技術です。 ・鉄骨廃材の再利用のために使用することで省エネルギーに寄与します。 |
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効果 |
簡便かつ低コストで高強度に穴を埋めます。 |