東北地域研究シーズデータベース

酸化亜鉛のセンサ応用

酸化亜鉛薄膜,酸化亜鉛単結晶基板,センサ
光半導体(イメージセンサー、光電変換) ウェハ・物性 素材・材料・ウェハ加工 前工程

研究シーズの特徴・独自性

●研究内容
酸化亜鉛(ZnO)は,室温において励起子を利用した高効率な紫外線(UV)発光が可能な材料である。ZnOを用いたデバイスの開発を目指し,以下に取り組んでいる。
・大気圧有機金属化学気相成長(MOCVD)法によるZnO薄膜のヘテロエピタキシャル成長。
・RFスパッタリング法を用いたZnO薄膜の作製。
・ZnO単結晶基板を用いたセンサの試作。
●特徴・独自性
・非極性ZnO薄膜の作製方法の検討
・非極性単結晶ZnO基板の利用
・溶液を用いたZnOの簡易な表面処理

産学連携の可能性

●表面処理を施した非極性単結晶ZnO基板を利用したショットキーバリアダイオードの開発に成功している。また,このショットキーバリアダイオードを用いて水素ガスセンサの作製に成功している。他にも単結晶ZnO基板への表面処理により光導電型UVセンサの特性改善も試みている。過酸化亜鉛で表面終端されたZnOも作製しており,これらセンサやZnOの表面処理技術に興味があればお声がけ頂きたい。

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仙台高等専門学校
総合工学科
教授: 柏葉 安宏