東北地域研究シーズデータベース

マイクロ波放射型無線電力伝送技術に関する研究

無線電力伝送 マイクロ波 電磁界解析

研究シーズの特徴・独自性

 本研究は走行する電気自動車への遠隔充電を目指した無線電力伝送に関する基盤研究です。給電対象へ高効率に大電力を伝送するために、マイクロ波放射型無線電力伝送方式に着目し、その方式の中で最も重要な送信デバイスに関する研究を行っています。また、次世代半導体を用いた高効率な整流回路、レクテナの研究も検討しています。送信用アンテナの電磁界解析を通じて、電力の放射特性等から伝送効率を見積もることができます。さらに、超伝導バルクを共振器アンテナとした試作素子の研究も行っており、シミュレーションのみならず実験検証も重要視しています。今後も日本経済を支える自動車産業の次世代技術となるように取り組んでいます。

産学連携の可能性

 本研究室では、超伝導エレクトロニクスと電磁界解析を駆使して次世代に役立つデバイスとシステムを提案・開発しています。本テーマ以外にもテラヘルツ検出器や常温超伝導にも興味があります。どのような研究内容でも積極的に産学連携に取り組みます。低温・超伝導物性、マイクロ波デバイス設計、精密計測が私の強みです。

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山形大学
大学院理工学研究科 情報・エレクトロニクス専攻
教授: 齊藤 敦
お問合せ先: 0238-26-3289