東北地域研究シーズデータベース

ブレインモルフィックコンピューティングハードウェア

ブレインモルフィック計算 ニューラルネットワーク 複雑系 アナログ集積回路 高次元ダイナミクス
ロジック アナログ・センサー・MEMS(磁気、生体、圧力など) 素材・材料・ウェハ加工 設計・開発

研究シーズの特徴・独自性

脳が特異的に持つ機能(例えば、意識/無意識過程、自己、選択的注意など)を、これまでの情報科学的な方法とは異なり、デバイスの物理的な特性・ダイナミクスを用いて直接的に構築することにより、小型高効率高性能な脳型ハードウェアの開発を行う。具体例としては、カオスニューラルネットワークリザバー、高次元複雑ダイナミクスによる最適化、スピン軌道トルクデバイスによるニューラルネットワーク等である。

産学連携の可能性

この脳型ハードウェアは、ユーザ個人の情報の学習が必須なエッジ端末に有効で、例えば、補聴器や入れ歯に内蔵して心電や脳波、唾液成分などの学習により、異常検知を行う見守りデバイスなどへの応用が期待できる。

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東北大学
電気通信研究所
教授: 堀尾 喜彦