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活動報告REPORT

〜i-MOS高度技術者養成講習会「第6回3Dプリンタ実習」(岩手県立大学・2013/9/4)〜

この講習会では、3Dプリンタを使用し、立体物を作成する実習を行います。

じゃーん! これが、ウワサの3Dプリンタです!

3Dプリンタって何?

ものを立体的に印刷する機械です。

スケルトンのかわいらしいデザインでしょ?
この樹脂チューブが、印刷されて形になるのです!

信じられない!
これが、印刷した試作品です。

いろんなものが作れます。
生徒さんは一人ひとりパソコンを使って、

3Dプリンタで印刷するためのデータを

3D-CADで設計します。

今回は、ロボットを設計します。

 ロボットは、設計データどおりに印刷すると
12時間かかるので、縮小して印刷します。

それでも一つ印刷するのに2時間も
かかります。

完成品は後日、一人ひとりに届けられます。

みなさん真剣です。


福原先生の熱心な指導!

  
 岩手県立大学 i-MOS研究員 の

福原和哉先生にお話を伺いました。

先生は取材のためにこのお姿なのではなく、普段も袴姿なのです!
では質問に入りましょう♪

Q1.この講習会のねらいは?

3Dプリンタは万能と言われ、ブームになっているが、本当に理解している人が少ないので、受講者には

使い方や用途を決められる人になってほしい
と思っています。

i-MOSの3Dプリンタをもっと使ってほしいという思いもあります。

Q2.受講者に望むことは?

仕事で3Dプリンタを活用できる人になってほしい。

Q3.3Dプリンタの技術を次世代の自動車に使うとすれば、何に使えるのか?

@試作品で1品もののボディ、車体などを作る。

A自動車部品の金型を作る。

B3Dプリンタで自動車をまるごと作る時代がやってくる。
もう、F1の一部はプラスチック部品など、3Dプリンタで造形した部品を使っている。

Q4.車を作ることができるプリンタはどこにあるのか?
残念ながら現在岩手には自動車を作れるプリンタはない。
3Dプリンタは万能だと思われているが、そうではない。
実物から作成できるプリンタは5,000万円以上、自動車部品を作るプリンタは金属粉末を使った特殊なもので、1億円以上する。
海外には3Dプリンタで車体を作るプロジェクトがあり、科学展などで展示も行われていた。

質問すればするほど応えてもらえる、福原先生でした。
次は、岩手県立大生の宮原崇志さんにお話を伺いました。

Q1.この講習会を受講したきっかけは?

研究室の先生から勧められました。
卒業研究で、ハードウェアを作らなければいけないので3Dプリンタが役に立つと思い、参加した。

※ソフトウェア情報学部の卒業論文は、ソフトウェアとハードウェアの作成があるようです。

Q2.この講習会を受講した感想は?

初めて3Dプリンタに取り組んだ。
難しいと思っていたが、とっつきやすく、面白かった。
今後も取り組んでいきたい。


宮原さん、ありがとうございました。卒論がうまくいくといいですね!
 社会人の方にもお話を伺いました。

Q1.この講習会を受講したきっかけは?

会社で小さな小型電子デバイスを開発し、それを入れるちょうどよい大きさのケースを3Dプリンタで作ろうという話が持ち上がった。誰かが3Dプリンタについて学ばなければと思い、受講した。

Q2.この講習会を受講した感想は?

ソフトの操作をインストールから教えてもらえ、体験できる。
自分で調べるのと違い、理解しやすい。役に立った。
このような役立つ講座が次々と開催されていきます!
ぜひご参加ください!
   

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