中村 司(なかむら つかさ)様
[株式会社大船渡製作所 専務取締役]
昭和32年生 大船渡市出身 勤続11年
株式会社大船渡製作所 会社概要 |
所在地 |
大船渡市立根町字立根山1−1 |
TEL 0192-27-3569 FAX 0192-27-0020 |
E-Mail:ofunatos@n net town.or.jp
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資本金 |
2,000万円 |
社 長 |
中村 泰士 |
従業員 |
45人 |
売上高 |
23億円(平成9年5月期) |
設 立 |
昭和59年11月 (創業42年9月) |
事業内容 |
建築工事業、建築用鉄骨加工業 |
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大船渡製作所を中心に、関連会社が 数社あるんですね。
中村:
はい、当社を含め5社あります。盛岡市南大通り「Nビル」でコンピュータ関連事業、薬局、飲食店、カラオケボックス、ボーリング場等を展開している中村商事、健康飲料「美肝茶」製造販売のセナテック、ガソリンスタンド経営の旭東石油、他に1社あります。創業者である現社長のバイタリティーで順次新事業を立ち上げてきました。モノづくりに対するこだわりの姿勢、起業家精神には関心させられます。
中村商事では、プロバイダー事業も しているんですね。
中村:
そちらは当社常務の弟が中心となり若いスタッフが担当しています。「Nネット」として知名度はかなり定着してきており、独自の会員向けサービス、接続環境の良さ、ホームページ作成など好評頂いています。また、オリジナルソフトの開発にも取り組んでおり、成果が楽しみです。他にもパソコンショップでは、お客様のニーズに応じ各パーツを組み合わせカスタマイズできる、既製品とはひと味違うパソコンを販売しております。それらができるのも若い優秀なスタッフが揃っているからこそだと思います。
大船渡製作所としても情報化は進ん でいるんですか。
中村:
これからの課題だと考えています。盛岡支店との間で電子メール等は活用していますが、現場や日常業務での生かし方は試行錯誤の状態です。重要性は十分認識していますが、この業界は独特の商習慣が多く、一口に情報化といってもなかなか難しいのが実状です。
公共事業費が縮小の傾向にあって 建設業界は厳しくなりますが。
中村:
おっしゃるとおり我々の業界にとっては厳しい状況が続いております。この逆風を乗り切るため当社でもさまざまなリストラ策に取り組み、経営の効率化を進めています。その一環として昨年9月に本社機能を工場内に移転させ、迅速な意志決定を可能にしました。また、公共工事の発注が大幅に削減されるなか、民間工事獲得へ向けた営業力の強化を重要な経営課題として捉え、私を中心に積極的な提案型セールスを実践しているところです。
社長と専務の役割分担などは。
中村:
資金繰り以外の業務管理は任されています。私は大学卒業後の数年間、東京の商社に勤務し主にゴルフ用品の販売を担当しておりました。そこでの経験は営業活動に役立っていると思います。しかし、まだまだ勉強不足で社長のようにはいきません。
グループ企業5社の将来展望は。
中村:
グループ会社はそれぞれ夢を持って仕事に取り組んでいます。社長はいつも日本経済の発展を支えるのは元気のある製造業の創造力だと言っております。バブル崩壊以降実証されているのではないでしょうか。一歩一歩地道な努力無くして社業の発展は無いものと思います。
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